トルコ

【世界遺産】「イスタンブール地下宮殿」(バシリカ・シスタン)1500年前の貯水池の見どころ解説!

イスタンブール地下宮殿 トルコ

2025年5〜6月のトルコ旅行記です(料金は2026年4月調べのものを記載してます)。

世界遺産「イスタンブール歴史地区」を構成する「イスタンブール地下宮殿(バシリカ・シスタン)」を観光しました。ビザンツ帝国時代から残る地下貯水池です。

この記事では世界遺産イスタンブール地下宮殿(バシリカ・シスタン)の歴史、観光の見どころや入場チケット料金などを解説していきます。

世界遺産「イスタンブール歴史地区」の全体の解説は以下より。

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世界遺産イスタンブール地下宮殿の歴史

世界遺産イスタンブール地下宮殿の歴史を簡単に解説します。

イスタンブール地下宮殿は、6世紀にビザンツ皇帝ユスティニアヌス1世により造られた大規模な地下貯水槽です。建設には7000人の奴隷が使われたと言われています。

トルコの歴史と世界遺産
ユスティニアヌス1世

元々貯水槽の地上にはバシリカ(ローマ時代の公共施設)が建っていましたが、ニカの乱(532年)で破壊された後、そこを掘り下げて建設されました。そのためイスタンブール地下宮殿は「バリシカ・シスタン」(Basilica Cistern)とも呼ばれます。トルコ語では、地下宮殿を意味するイェレバタン・サラユ (Yerebatan Sarayı) 、または地下貯水池を意味するイェレバタン・サルヌジュ(Yerebatan Sarnıcı) という名前で呼ばれます。

イスタンブール地下宮殿は長さ138m、幅65m、高さ9mを誇る大空間で、合計336本もの柱が使われています。現存するビザンツ帝国の貯水池としては最大のものです。現在でもイスタンブール市内に残っている遺跡「ヴァレンス水道橋」から運ばれた水がここに貯められました。

イスタンブール歴史地区
ヴァレンス水道橋も世界遺産に登録されている。

1453年オスマン帝国によりコンスタンティノープル(イスタンブールの前身)が陥落し、ビザンツ帝国は滅亡ましたが、その後のオスマン時代においてもイスタンブール地下宮殿は水を供給する役割を続けました。

また、ジェームズ・ボンドの「007 ロシアより愛をこめて」をはじめとした多くの映画や小説などの舞台としてイスタンブール地下宮殿が登場しています。

1985年に「イスタンブール歴史地区」を構成する世界遺産に登録されました。

場所・料金・営業時間

イスタンブール地下宮殿の場所は以下となります。旧市街のスルタンアフメト地区にあります。トラムT5のスルタンアフメト駅から徒歩5分程度です。

入場チケット料金と営業時間は以下となります(2026年4月調べ)。詳細は公式サイトにて。キャッシュでの支払いは対応していないとのことです。

  • チケット料金:9:00~18:30→1950TL / 19:30~22:00→3000TL(夜の部はチケット売り場でのみの販売) ※オーディオガイド:別途300TL
  • 営業時間:9:00~22:00

夜の部はかなり料金が上がります。地下宮殿内で演奏などイベントがあることもあるようです。

イスタンブール地下宮殿は特に人気の観光スポットなのでかなり混みます。入口まで長蛇の列ができることも珍しくありません。自分はアヤソフィアと地下宮殿(バシリカ・シスタン)の優先入場のセットチケットをKLOOKで購入しました。合計金額は別々で購入するより少し高くなりますが、地下宮殿の入口の長蛇の列を回避できるので、結果購入して良かったです。アヤソフィアを見たその足で並ばずにすぐ地下宮殿を観光できました。

イスタンブール地下宮殿

イスタンブール地下宮殿のすぐ近くには「ミリオン」と呼ばれる史跡もあります。ミリオンとは「道路元標」のことで、道路の起終点を示すモニュメントです。元々4世紀に建造されたドーム状の建物したが、現在は柱の一部が残っているのみです。ミリオンもイスタンブール歴史地区を構成する世界遺産として登録されています。

イスタンブール地下宮殿

主な見どころ

イスタンブール地下宮殿の主な見どころを紹介していきます。観光の所要時間は30分程度あれば十分かなと思います。

荘厳な空間「柱の森」

地下へ降りていき、いざ内部へ。ワクワクする瞬間です。

イスタンブール地下宮殿

イスタンブール地下宮殿は柱が28本ずつ12列に並んでおり、全部で336本あるとのことです。柱の森のようです。

イスタンブール地下宮殿
イスタンブール地下宮殿

天井はレンガ造りです。教会などでよく見られる交差ヴォールトになってます。アーチ構造を直角に交差させてできた天井の様式です。

イスタンブール地下宮殿

見学していると定期的に様々な色のライトアップがあり、怪しさが演出されます。テーマパークのような雰囲気がありますね。

イスタンブール地下宮殿
イスタンブール地下宮殿

今でも少しだけ水が張っています。

イスタンブール地下宮殿

統一感のない建築材

地下宮殿には336本も柱がありますが、統一感は全くありません。多くの柱が各地から集められた大理石や花崗岩の建築材を使って組み立てられています。中途半端な感じですが、教会や宮殿でもなくただの貯水池なので、そもそも美的効果が求められてないということです。統一感がないところがまた面白いです。

こちらはコリント式の柱です(柱頭がアカンサスの葉の形)。元々柱として使われたものを持ってきたのかなと思います。

イスタンブール地下宮殿

多くの柱は繋ぎ合わせたりして高さが調整されています。

イスタンブール地下宮殿

こちらは大理石ですね。元々柱の用途では無さそうです。

イスタンブール地下宮殿

一歩間違えたら崩れてしまいそうです。

イスタンブール地下宮殿
イスタンブール地下宮殿

こちらは目のようなレリーフが施された柱です。

イスタンブール地下宮殿

似たようなものをイスタンブールの「テオドシウス広場」(Forum of Theodosius)で見ました。ここから持ってきた柱でしょうか。テオドシウス広場はローマ時代に凱旋門などが建っていた場所で、今では基礎部分のみ残っています。

イスタンブール地下宮殿

メデューサの頭

イスタンブール地下宮殿での1番の見どころかもしれません。メデューサの頭のレリーフがある台座です。土台を使っても柱の高さが足りない分をさらにメデューサの台座でカバーしたという感じですかね。生で見ると結構大きいです。逆さまになってるのはメデューサの石化する視線を打ち消すためとのことですが、こちらの方が上の土台と接続しやすかったからのような気もします。美的効果は全く考えられていません(笑)。

イスタンブール地下宮殿

メデューサの頭はもう1つあり、こちらは顔が埋まってます。その場凌ぎ感が出てますね。

イスタンブール地下宮殿

こちらは通常の土台です。こういったものをたくさん見ることができます。

イスタンブール地下宮殿

まとめ

世界遺産イスタンブール地下宮殿(バリシカ・シスタン)の観光の見どころまとめです。

  • かなり並ぶので入場優先チケットを購入するのがベストかなと
  • 観光の所要時間は30分程度
  • 336本の柱で構成されているが、統一感がないの興味深い
  • メデューサの頭のレリーフの台座(2つある)が見応えある
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