ポルトガル

【2025年最新】リスボン交通機関と交通カード「navegante」買い方やチャージ方法解説!

リスボン交通機関 naveganteカード ポルトガル

2024年4~5月のポルトガル旅行記です(料金は2025年時点のものを記載してます)。

ポルトガルの首都リスボンは、地下鉄、列車、バスなど交通機関をうまく利用できると旅がグッと楽になります。そのためには交通カード「navegante」の購入が必要となります。このnaveganteカードの仕組みが少し分かりにくいので、買い方やチャージ方法など含めてなるべく分かりやすく解説していきます。

リスボンの主な交通機関

リスボンの主な交通機関は、地下鉄(メトロ)、鉄道(CP)、バス、トラム、ケーブルカーなどがあります。Google Mapにも対応しています。交通カード「navegante」の説明の前に、それぞれの交通機関を簡単に紹介していきます。

地下鉄(メトロ)

まず地下鉄(メトロ)です。

以下の全4線があります。

  • 青ライン(Linha Azul)
  • 黄色ライン(Linha Amarela)
  • 緑ライン(Linha Verde)
  • 赤ライン(Linha Vermelha)

地下鉄(メトロ)の路線図です(公式サイトより)。灰色のライン:ポルトガル鉄道(CP)も大まかに載っています。

https://www.metrolisboa.pt/en/より

バス/トラム/ケーブルカー(Carris)

リスボン市内を走るバス/トラム/ケーブルカーはどれも「Carris」という会社が運営しています。詳しい路線図などは公式サイトにて確認できます。

バスはかなりの路線があり、地下鉄と組み合わせてうまく使えると非常に便利です。車内で現金を支払えば乗車できますが、高いので交通カードnavegante(チャージ、乗り放題)を使った方が良いです。

トラムは現在6路線、12E、15E、18E、24E、25E、28Eがあります。リスボン名物のレトロ感満載の市電です。中でも28Eは人気があり、移動手段というよりは乗って街並みを観たりして楽しむ人が多いようです。車内で現金を支払えば乗車できますが、高いので交通カードnavegante(チャージ、乗り放題)を使った方が良いです。

Wikipediaより

ケーブルカーは全3線あり、①Lavra線、②Gloria線、③Bica線です。丘の多いリスボンの街の低い所と高い所を結んでいます。こちらもリスボン名物ですね。車内で現金を支払えば乗車できますが、高いので交通カードnavegante(チャージ、乗り放題)を使った方が良いです。

ポルトガル鉄道(CP)

CPはポルトガル国内を走っている国営鉄道です。

CPには都市間の長距離移動以外にも、リスボン市内とその周辺を走る近郊路線(Urbanos)があり、以下4線が運行しています。Sintra lineで世界遺産があるシントラまで行けますね。主にリスボン近郊へ行く時に利用価値がありますが、市内も走っているので地下鉄やバスと組み合わせると便利です。距離によって料金は変わります(2025年9月調べで1.45ユーロ~)。

  • Sintra line
  • Azambuja line
  • Cascais line
  • Sado line

以下がCPのリスボン近郊路線(Urbanos)の路線図です(公式サイトより)。

https://www.cp.pt/passageiros/en/より

naveganteとは?

リスボンの交通機関に乗る時は、多くの場合交通カード「navegante」を駆使することになります。以前はViva Viagemと呼ばれていましたが、現在はnaveganteという名前になっているようです。naveganteはリスボンの地下鉄が発行している交通カードで、日本のSuicaやPASMOみたいなイメージです。地下鉄(メトロ)の券売機で購入できます。

naveganteカードの使用方法・料金まとめです(2025年9月調べ)。1つずつ詳しく解説していきます(地下鉄の公式サイトにも詳細あり)。

使用方法料金カード発行料
単独の乗車券(地下鉄/Carris)1.85ユーロ0.5ユーロ
(残高がある状態では他の用途に使えない)
ザッピング(チャージ)3ユーロ~
チャージ可能
24時間乗り放題地下鉄/Carris7ユーロ
地下鉄/Carris/フェリー10ユーロ
地鉄/Carris/CP11ユーロ

単独の乗車券として使う

地下鉄またはCarris(バス/トラム/ケーブルカー)の1回券です。naveganteカード発行料0.5ユーロ+地下鉄またはCarrisの乗車料金1.85ユーロかかります(2025年9月調べ)。日本みたいに使い捨ての切符を買うというよりは、単独チケットの入ったnaveganteカードを買うというイメージですね。数回分まとめて買うこともできます。

最初に使用してから60分間、地下鉄とCarrisが乗り放題となります(地下鉄の連続乗車はできません)。

使い終わったら、naveganteカードは再度単独チケットを買う時に使用したり、別の用途(チャージしたり、24時間券にしたり)にすることができます。最近はクレカタッチでも乗車できるみたいです。数回しか乗らないとか、naveganteカード発行したくない場合はクレカで乗車がよいかもですね。

チャージして使う(ザッピング)

naveganteカードをプリペイドカードとして使う方法です。ザッピングと呼ばれます。これが一番メジャーな使い方かもしれません。チャージしておけば、地下鉄とCarrisの1回の乗車料金が1.66ユーロとなります(2025年9月調べ)。単独券より少し安いです。チャージ可能な金額(ユーロ)は、3、5、10、15、20、25、30、35、40です。naveganteカードを発行する場合は0.5ユーロがかかります。また、チャージしておけばCP近郊路線やフェリーなどにも使えるようです。

デメリットはチャージした金額の端数が戻ってこないということです。計画的にチャージする必要がありますが、それでもほぼ必ず端数は出てしまうと思われます。また、残金がある状態では他の用途(単独チケットや24時間乗り放題)に切り替えることができないようなので注意が必要です。

24時間乗り放題券として使う

naveganteカードを24時間乗り放題チケットとして使用する方法です。どの交通機関を乗り放題にするかで値段が変わってきます。最初に使用してから24時間有効です。期限が過ぎたら、naveganteカードはチャージしたりなど別の用途に使うことができます。

①地下鉄/Carris乗り放題

地下鉄とCarris(バス/トラム/ケーブルカー)が乗り放題になります。naveganteカード発行料0.5ユーロ+7ユーロです(2025年9月調べ)。5回ほど乗れば元が取れますね。地下鉄やバスでリスボンを1日しっかり観光する人にはこれがオススメです。

②地下鉄/Carris/フェリー乗り放題

地下鉄とCarrisに加えて、フェリーも乗り放題になります。naveganteカード発行料0.5ユーロ+10ユーロです(2025年9月調べ)。フェリーではCais do Sodreからテージョ川を渡ってAlmadaへ行くことができます。

地下鉄/Carris/CP乗り放題

地下鉄とCarrisに加えて、CP(ポルトガル鉄道)も乗り放題になります。naveganteカード発行料0.5ユーロ+11ユーロです(2025年9月調べ)。自分はCP路線沿いにホテルを取ってあったので、こちらを購入しました。

naveganteカードの買い方/チャージ方法

交通カードnaveganteは、リスボン地下鉄(メトロ)駅の券売機で購入できます。以下写真付きで買い方を説明します。操作は難しくなく、誰でも簡単に買えます。2024年4月時点のものなので画面仕様が現在と異なる可能性があります(表示料金も当時のものです)。

リスボン空港に着いてから、空港の地下鉄駅Aeroportoで購入しました。券売機がたくさん並んでいます。

支払いは現金でもクレカでも行けますね。また、すでにnaveganteカードを持っていて追加でチャージする時や、空になったnaveganteカードを単独チケットや24時間乗り放題で使えるようにしたい時などは、写真の「Travel card reload」のところにnaveganteカードを挿入します。

自分は地下鉄/Carris/CPの24時間乗り放題を購入したので、その時の流れを解説します。画面はポルトガル語なので、まず画面左下の国旗のマークから英語に変換します。

チャージする時は機械にnaveganteカードを挿入して、「Insert card to reload/read」へ進みます。今回は初めてnaveganteカードを購入するので、2つ目の「Card purchase」へ進みます。

まずnaveganteカードの発行料がかかります。画面は2人分の料金になっています。

次に使用方法を選択します。地下鉄/Carris/CPの24時間乗り放題が欲しいので、一番下を選択しました。ちなみに上から単独チケット購入の場合、チャージする場合、24時間券を購入する(3パターン)場合となっています。

内容が表示されて問題なければ進みます。

現金かクレカどちらで支払うかの選択です。

支払いが完了して少し待つと、機械の下からカードが出てきて完了です。

リスボアカード

交通カードnaveganteとは別に、リスボンの交通機関に加えて観光名所が全て無料になる「リスボアカード」というものもあります。24時間、48時間、72時間と種類があります。別記事にて紹介予定です。

まとめ

リスボンの交通機関と交通カード「navegante」のまとめです。

  • リスボンは交通機関が発達しているので、使いこなせると旅がスムーズになる
  • トラムやケーブルカーはリスボンの名物なので乗る価値あり
  • 交通カード「navegante」は旅の行程に応じて、チャージまたは24時間乗り放題がおすすめ
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