2024年4~5月のポルトガル旅行記です(料金は2025年9月調べのものを記載してます)。
リスボン観光の名物としてケーブルカーがあります。旅行会社の広告などでもよく写真が使われています。レトロで小さなケーブルカーがリスボンの狭い路地をゆっくり走っていく姿はとても愛らしいです。
この記事ではリスボンのケーブルカーの歴史や料金、実際乗車したbica線(ビッカ線/ビカ線)について紹介していきます。
※2025年9月3日の脱線事故により現在運休しています。
リスボン名物ケーブルカーとは?
リスボンのケーブルカーには、Lavra線(ラヴラ線)、Gloria線(グロリア線)、Bica線(ビッカ線)の3つの路線があります。リスボンの高い位置と低い位置を結んでいます。リスボンは丘が多く、かなり高低差がある街なのでケーブルカーは移動にとても便利です。
リスボンの3つのケーブルカーはどれもCarrisという会社が運行しています。バスやトラムもCarrisです。ケーブルカーの歴史は結構古く、ラブラ線は1884年、グロリア線は1885年、ビッカ線は1892年に開業しました。

どのケーブルカーも見た目がレトロで可愛らしく、リスボンの観光名物となっています。
2025年9月3日にグロリア線が脱線して建物に衝突し、残念ながら16人が亡くなるという事故が発生しました。現在ケーブルカー3路線とも検査のため運休しています。
3つのケーブルカーの場所と料金
リスボンのケーブルカーの路線は以下の地図で示した①ラヴラ線、②グロリア線、③ビカ線です。
今回のリスボン観光ではビカ線に乗り、下から上へ移動しました。こちらが入口です。人気の観光施設なのでかなり並んでいます。

ビカ線の歴史について書かれています。

時刻表と、クレカなどは使えずキャッシュ支払いのみという標識です(2024年4月時点)。現在はクレカいけるかもですが詳細は不明でした。

乗車料金をその場で支払った場合は4.2ユーロ(2往復まで可能)です。naveganteカードを使ったほうが安くなります。単独チケットのnaveganteカードなら1.85ユーロ、チャージしたnaveganteカードなら1.66ユーロです(2025年9月調べ)。1日乗り放題のnaveganteカードでも乗車できます。
naveganteカードの詳しい解説はこちらから。

また、観光施設が無料または割引になるリスボアカードにも乗り放題が付いているので、こちらでも乗車可能です。リスボアカードの詳しい解説はこちらから。

ケーブルカーbica線に乗ってみた
いざビカ線へ乗り込みます。1日乗り放題のnaveganteカードを使いました。想像以上に小さい車体です。レトロな雰囲気満載です。

周りの壁はアズレージョでした。

車内はかなり狭かったです。狭い路地をゆっくり登っていきます。良い感じです。

あっという間に上に着きました。ものの数分です。

今度は上から撮影タイムです。観光客もたくさん集まってますね。ケーブルカーの向こうにはテージョ川が見えます。リスボンで見たかった風景の1つです。


ケーブルカーと建物の間はかなり狭いですが、人が歩けるようになっています。写真だと分かりにくですが、かなり勾配があります。

まとめ
リスボン名物ケーブルカーのまとめです。
- 全部で3路線あり、リスボン観光の目玉の1つ(現在運休中)
- レトロで可愛らしい車体で外から見るだけでも楽しい
- naveganteカードやリスボアカードを使った方がお得
- 乗っている時間は数分程度