2024年4~5月のポルトガル旅行記です(料金は2025年9月調べのものを記載してます)。
リスボンの観光客にとってお得になる可能性がとても高いリスボアカード(リスボンカード)を解説していきます。
リスボアカードとは?
リスボアカード(リスボンカード)は、
- リスボン市内の交通機関が乗り放題
- 52ヶ所の施設が無料または割引
になるとてもお得なチケットです。リスボアカードというのはポルトガル語読みです。英語的にはリスボンカードですが、ここではリスボアカードで記載しています。

リスボンには24時間乗り放題の交通カード「navegante」がありますが、博物館などにいくつも行くのであれば、乗り放題も付いてるリスボアカードを購入した方が断然お得です。
リスボアカードの種類と料金
リスボアカードには有効期限が24時間、48時間、72時間と3種類あります。時間は最初にリスボアカードを使用してからカウントされます。以下は2025年9月調べの料金です。
24時間券 | 48時間券 | 72時間券 | |
大人 | 31ユーロ | 51ユーロ | 62ユーロ |
子供(4~15歳) | 21ユーロ | 28ユーロ | 35ユーロ |
乗り放題になる交通機関
乗り放題になる交通機関は以下です。
- 地下鉄(メトロ)
- Carris(バス/トラム/ケーブルカー)
- CP(Sintra line/Cascais line/Azambuja line)
- Fertagus
地下鉄とバスが乗り放題なのはかなり使い勝手がよいです。
CP(ポルトガル鉄道)に関しては、リスボンの4つの近郊路線のうちシントラ線、カスカイス線、アザンブジャ線の3つが乗り放題になります。
CPとは別の近郊鉄道であるFertagus(フェルタグス)も乗り放題になります。
それぞれの交通機関の路線図などは詳細は以下の記事で解説しています。

無料または割引になる施設
リスボン市内と近郊の合計52の施設が無料または割引になります。また、一部のレストランやショッピングセンターでの割引もあります。全施設はこちらから。
リスボン市内の有名観光施設と入場料金(2025年9月調べ)を以下にいくつか上げます。
- ジェロニモス修道院(世界遺産):18ユーロ
- ベレンの塔(世界遺産):15ユーロ
- サンジョルジェ城:15ユーロ
- 国立タイル博物館(アズレージョ博物館):10ユーロ
- サンタ・ジュスタのエレベーター:6.1ユーロ
- 王室財宝博物館:11ユーロ
- 国立古美術館:7.5ユーロ など…
上記はほんの一部の施設ですが、全て無料になります。自分は24時間のリスボアカードを購入して、ジェロニモス修道院、サンジョルジェ城、アズレージョ博物館の3つに行った(ベレンの塔はめちゃ混んでて泣く泣く諦めた)ので余裕で元は取れました。リスボンに何日か滞在するのであれば、24時間券または48時間券のリスボアカードを購入するのはおすすめですね。
リスボアカードの購入・受け取り場所
リスボアカードは購入方法はオンラインで買うか、リスボン市内の販売所で買うかのどちらかです。オンラインで購入しても現地で受け取りが必要となります。
リスボアカードの販売所/受け取り場所は「ask me lisboa」という観光案内所で、リスボン市内にたくさんあります(以下の地図参照)。18~19時頃には閉まるので、すぐカードを使わずとも購入や受け取りは早めにしておくとよいかなと思います。
オンラインの場合、公式サイトでも買えますが、自分は前もってklookで買いました(クーポンやポイントあれば公式より安くなる)。さらに日本語で購入できるので安心でした。購入後、リスボン市内の上記地図の②ask me lisboaで受け取りました。
②ask me lisboaはコルメシオ広場の一画にあります。美しい広場です。

人が並んでいたので場所はすぐ分かりました。

並びはしましたが、受け取りだけなので購入した時のバウチャーを見せてすぐカードをゲットできました。中には素敵なお土産屋さんもありました(リスボアカードで割引もされます)。


まとめ
リスボアカードのまとめです。
- 52の観光施設が無料または割引になるに加えて交通機関が乗り放題
- リスボンの観光施設をいくつも周るなら絶対購入した方がよい
- 訪問する施設次第だが、ほぼ元は取れる(24時間券ならジェロニモス修道院とサンジョルジェ城行くだけで余裕で元が取れる)
- オンラインで購入してもカードを受け取りに行かないといけない