カンボジア

【2025年最新】アンコール遺跡の入場チケット「アンコールパス」&遺跡の観光ルート解説!

アンコールパス カンボジア

2023年4月のカンボジア旅行記です。

世界遺産アンコールは「アンコールパス」というチケットで各遺跡に入場できます。料金など修正済です(2025年9月調べ)。

この記事ではアンコールパスの種類、料金、購入方法、利用できる遺跡、おすすめ観光ルートなど紹介します。

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アンコールパスの種類と料金

観光客はアンコールパスを片手に、トゥクトゥクやタクシーなどを利用して各遺跡を見学して周ることになります。まずはアンコールパスを手に入れる必要があります。

アンコールパスは以下の3種類となります。それぞれ以下の料金です(2025年9月調べ)。クレカ決済(VISA、MasterCard、JCB)も可能です。

種類料金期限
1日券37ドル購入日当日のみ利用可能
(17時以降に購入した場合は翌日まで利用可能)
3日券62ドル購入日から10日間有効
そのうち好きな3日間で利用可能
7日券72ドル購入日から1ヶ月間有効
そのうち好きな7日間で利用可能

チケット販売所で7日券を購入しました。受付で顔写真を撮られて、それがチケットに載ります。記念にもなりますね。

アンコールパス

1日券は購入した当日利用できます(17:00以降に購入なら翌日いっぱい利用可能)。3日券と7日券は期限内なら好きな日に利用できます。連続した日にちでなくてもOKです。

アンコールパスの裏を見ると、1から31まで数字が記載されており、これらは日にちに該当します。その日の最初の遺跡の入場の際に、該当の日にちの数字のところに穴を開けられます。いつ利用したかはこれで管理されてます。7日券なら7つ(7日分)穴を開けられるまで使用することができます。また、各遺跡は7:30~17:30まで営業しています。朝日や夕日が見れる遺跡はこの時間外も入ることができます。

アンコールパス

3日券があれば遺跡を十分に楽しむことができると思います。少なくとも2日間遺跡を見学するなら3日券購入がオススメです。シェムリアップ滞在日数に合わせて選択するとよいですね。

遺跡の敷地に入るところや遺跡前などあらゆる所でアンコールパスはチェックされますので、ホテルに忘れないように注意が必要です。

アンコールパスの購入方法

アンコールパスの購入方法は3パターンあります。チケット販売所、オンライン、自動販売機所の3つです。順番に解説していきます。

チケット販売所で購入

アンコールパスの販売所は以下です。5:00~17:30で営業しています。シェムリアップの中心からも遺跡からも少し離れてますが、アンコールパスが無ければトゥクトゥクのドライバーが遺跡に向かう途中で寄ってくれます。

チケットセンターです。奥に入っていくと受付があります。

アンコールチケットセンター
アンコールチケットセンター
アンコールチケットセンター

受付は1日券、3日券、7日券と別れており、希望のところで購入します。自分らはシェムリアップに1週間ほど滞在したので、迷うことなく7日券を購入しました。

アンコールチケットセンター

オンラインで事前購入

アンコールパスは以下のサイトで事前に購入できます。最初にアカウント作成が必要です。

Angkor Pass

アカウント作成したら(Googleアカウントでもログイン可能)、一番左のアンコールパスのAngkor Temples Parkを選択します。ちなみに他の遺跡の単独入場チケットもオンラインで購入できます。

次にアンコールパスの種類と利用開始日を選択します。

顔写真も必要です。あとは国籍や名前など必要な情報を入力して支払いを済ませます。メールでチケットが届くので印刷もしくはスマホに保存して完了です。

自動販売所

最近はシェムリアップのショッピングモール「Heritage Walk」の地下1階に自動販売所ができて、そこでも買えるようになりました。オンラインと同じような手順で購入できるようです。また、アンコールワットの手前にも自動販売所があります。日本語にも対応しています。

アンコールパスで入場できる遺跡/できない遺跡

アンコールパスで入場できる遺跡は、シェムリアップ近郊の世界遺産アンコールを構成する遺跡となります。遠方の遺跡は単独チケットが必要です。

世界遺産アンコール
遺跡名アンコールパスの利用単独チケット
アンコール遺跡群×
ロリュオス遺跡群×
バンテアイ・スレイ×
ベンメリア10ドル
クバール・スピアン5ドル
コー・ケー遺跡群×15ドル
プレア・ヴィヒア×10ドル
サンボー・プレイ・クック×10ドル
プノン・クーレン×20ドル
バンテアイ・チュマール×5ドル
大プリア・カン×5ドル

2025年1月から、遠方にある「ベンメリア」「クバール・スピアン」はアンコールパスor単独チケットどちらでも入れるようになりました。単独チケットはオンラインでも購入可能です(コー・ケー遺跡群も購入可能)。

遺跡観光のモデルルート

アンコールには遺跡の数が多過ぎて、どこに行ったらよいか迷うこともあるかと思います。そんな時のために一般的に浸透している観光ルート「小回りコース」「大回りコースが存在します。現地のドライバーもこのコースは知っています。遺跡を効率よく回ることができます。以下は情報サイト「あじあ」からお借りしました。

アンコール遺跡観光

小回りコース

小回りコースは、アンコール・ワット、アンコール・トムを中心に小さく時計回りするコースです。どこからスタートしてもよいですし、反時計回りも可能です。トゥクトゥクをチャーターして20ドルくらいかと思います。

小回りコースの主な遺跡は以下となります。

  • アンコール・ワット
  • プノン・バケン
  • アンコール・トム(メインはバイヨン)
  • トマノン
  • チャウ・サイ・テヴォーダ
  • タ・ケウ
  • タ・プローム
  • バンテアイ・クデイ
  • プラサット・クラヴァン

人気の遺跡であるタ・プロームを含むので定番の観光ルートとなっています。小回りルートと言えども遺跡は多く、じっくり見学してたら全部は行けないのでここからピックアップするとよいです。アンコール・ワット、アンコール・トム内のバイヨン、タ・プロームあたりは定番かと思います。ちなみにこれら3つはアンコール3大遺跡と呼ばれています。

大回りコース

大回りコースは、アンコール・ワット、アンコール・トムを中心に大きく時計回りをするコースです。どこからスタートしてもよいし、半時計回りも可能です。トゥクトゥクをチャーターして20ドル前後かと思います。

大回りコースの主な遺跡は、小回りコースと被っていますが以下となります。

  • アンコール・ワット
  • プノン・バケン
  • アンコール・トム(メインはバイヨン)
  • プリア・カン
  • クロル・コー
  • ニャック・ポアン
  • タ・ソム
  • 東メボン
  • プレ・ループ
  • スラ・スラン
  • プラサット・クラヴァン

その名の通り、大きく回るコースですが、遺跡の数自体は小回りコースとあまり変わりません。全部を1日で観光するには無理があるので、ここからピックアップすると良いと思います。個人的にはメインのアンコール・ワットやアンコール・トムに加え、レンガ建築のプレ・ループがオススメです。

これらのルートを参考に、トゥクトゥクやタクシーのドライバーに行きたいところを伝えて、観たい遺跡を周るのがベストです。ドライバーは街中にたくさん待機してるのでそこで頼むか、ホテルでも手配可能です。

遠方の遺跡へ

アンコールパスが1日券の場合は、アンコール・ワット、アンコール・トムあたりを見て終わりですが、3日券を購入したのなら、例えば初日は小回りコースでアンコール・ワット、アンコール・トム、タ・プロームあたり、2日目は大回りコースの興味がある遺跡と初日に見逃した小回りルートの遺跡、3日目は少し遠出してバンテアイ・スレイやロリュオス遺跡群、といったプランなど良いかなと思います。

特にバンテアイ・スレイのレリーフは一見の価値ありです。ちなみに今回の旅では、トゥクトゥクをチャーターして、バンテアイ・スレイは35ドル、ロリュオス遺跡は18ドルで行ってくれました(2023年4月時点)。

バンテアイ・スレイ
バンテアイ・スレイのレリーフ

遺跡を見る時間帯

遺跡を見る時間帯ですが、アンコール・ワットは午前中だと参道から見える祠堂が逆光になってしまうため、午後に訪れるようにした方がよいのかなと思います。また、アンコール・トムは日差しを遮るものがあまりないため、トム内でも特に観光に時間がかかるバイヨンは比較的日差しの強くない午前中に行くのがオススメです。自分らは午前中にアンコール・トム内の遺跡、昼にアンコール・ワットへ行きました。この2つだけで1日使いました。暑すぎてこれ以上無理でした(笑)。

色んな周り方があるので、その行程を考えるのも旅の醍醐味ですね。

あとは朝日を見るならアンコール・ワット、夕日を見るならプノン・バケンやプレ・ループが定番となっています。

アンコール・ワット
アンコールワットの朝日

また、ツアーもたくさんあります。ドライバーの手配など煩わしい場合は「klook」などでツアーを申し込むのもよいですね。効率よく観光できると思います。

klookの会員登録の際に以下の紹介コードを入力していただくと、登録後すぐに500円券がもらえますので、是非活用ください!

紹介コード:LPPU3Y

klook.com

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