2023年10月のウズベキスタン旅行記です。
首都タシュケントの人気観光地「チョルスー・バザール」と「ハズラティ・イマーム広場」を訪問しました。
大市場チョルスー・バザール
チョルスー・バザールはタシュケントの中心部にある歴史的なバザールです。食料品から日用品までたくさんのお店が出ており、見てるだけで楽しむことができますね。
チョルスー・バザールへの行き方
チョルスー・バザールは、ウズベキスタン線地下鉄チョルスー駅を出てすぐのところにあります。

賑わう大市場
駅を出ると早速たくさんのお店が並んでいました。この青と白の綺麗な建物を抜けていきます。

バザールの中心部です。大きなドームがインパクトあります。

ドーム内は二階建てでめちゃんこでかい!お店も数えきれないくらいあって、お肉や漬物、香辛料など現地の食料品がたくさん売ってます。ほんと大きくて活気があります。利用しませんでしたが、食堂もあるのでウズベク料理を食べることもできます。

とても綺麗に食材が並んでいました。

お見事。

観光客もチラホラいますが、地元の人で溢れている感じでした。

豚足?イスラム圏なので豚ではないと思いますが、これは何でしょうか。デカすぎです。

ドームの建物の周辺もたくさんお店が出ています。綺麗な色の野菜や果物が並んでて、見てるだけで楽しめます。


整然と並んでいるトマト。もはや芸術作品ですね。

イスラムの幾何学模様のような美しさがあります。

チョルスー・バザールを楽しんだ後は、ハズラティ・イマーム広場へ!
ハズラティ・イマーム広場
ハズラティ・イマーム広場は、ハズラティ・イマーム複合施設(Hazrati Imam complex)とも呼ばれている歴史的なイスラム建築群です。ハズラティ・イマームは「偉大なるイマーム」を意味します。イマームとはイスラムの指導者を指す尊称です。
広場は、16世紀以降に建てられた建築で構成されています。ウズベキスタンに限らず、イスラム建築はこのように複合施設になっていることが多いですね。
チョルスー・バザールからハズラティ・イマーム広場へ
ハズラティ・イマーム広場の場所は以下です。駅近ではないので、路線バスかタクシーで行くことになるかなと思います。
自分はチョルスー・バザール近くのバス停から向かいました。以下は「Yandex Maps」での検索画像です。109番のバスで向かいました。配車タクシーでも10000スム(115円くらい)なので安いですね。ちなみにバスだと20円くらいです(格安!)。

ハズラティ・イマーム広場へはバス停降りてから少し歩きました。広場の目の前にもバス停があったので、違うルートなら近くまで行けそうな気もいます。

ロシア版Google mapである「Yandex Maps」は超便利なので、インストールしておくことをおすすめします。


広場の全体図
ハズラティ・イマーム広場の全体図です。自分が訪問した施設が①~③です。

①ハズラティ・イマーム・モスク(Hazrati Imam Mosque)
②ムイ・ムバラク・マドラサ(Muyi Muborak Madrasah)
③バラク・ハン・マドラサ(Barakhan Madrasah)
周辺には廟もありましたが、訪問した施設のみ紹介していきます。ちなみに廟は偉大なるイマームであるカッフォル・ショシの廟です。
ハズラティ・イマーム・モスク(Hazrati Imam Mosque)
ハズラティ・イマーム広場のメインとなる建物かなと思います。
「ハズラティ・イマーム・モスク」は広場で一番新しい建物で、2007年に建造されました。歴史は浅い建物ですが、イスラム建築としてとても美しいですので必見です。

レンガ造りの立派なミナレットです。所々にあるタイル装飾がポイントです。

入ると広い中庭があります。

中庭の回廊はテラス式です。柱と天井は木造であたたかい雰囲気です。このようなテラスの建築様式は「アイヴァン」と呼ばれ、中央アジアのイスラム建築でよく見られます。

見事な彫刻です。


内部は2つのドームで構成され、その間に礼拝するためのミフラーブがあります。訪問した時は仕切りがあったため、一方のドームにしか行けませんでした。

美しいドーム下の装飾です。吸い込まれるようです。

ハズラティ・イマーム・モスクを裏から(広場側から)見るとこんな感じです。左右対称で造られており、美しさを感じます。

ムイ・ムバラク・マドラサ(Muyi Muborak Madrasah)
ハズラティ・イマーム広場のすぐ近くにある「ムイ・ムバラク・マドラサ」です。マドラサをはイスラムの神学校のことです。16世紀ブハラ・ハン国時代に建造された建物で、19世紀に再建されています。
現在ではコーラン博物館となっており、たくさんのコーラン(イスラム教の聖典)が収蔵されています。博物館の中でも特に有名なのが、「ウスマーン写本」です。3代目正統カリフのウスマーンにより8世紀に製作されたコーランの写本で、世界最古のコーランと言われています。15世紀に当時イラクにあったウスマーン・コーランをティムールがサマルカンドに持ち帰ったとのことです。


入場は有料でした。2023年10月時点で、外国人は40000スムでした(500円弱程度)。撮影は禁止されています。ウスマーン写本はちょっと意味が分からないくらい巨大でした。見る価値はあると思います。

広場中央から見たムイ・ムバラク・マドラサとハズラティ・イマーム・モスクです。天気も良くて気持ちよかったです。

バラク・ハン・マドラサ(Barakhan Madrasah)
ハズラティ・イマーム・モスクと広場を挟んで反対側に位置しているのが「バラク・ハン・マドラサ」です。16世紀ブハラ・ハン国時代に建造された建物です。

入口のタイル装飾が美しいです。

内部は中庭があり、マドラサの教室などは現在お土産屋さんとして利用されています。客引きもしつこくなくゆったり見れました。


色鮮やかです。1つ1つ丁寧に作られており、安っぽさがないですね。ただ、旅が始まったばかりなのでお土産はまだ買いません。

マドラサの入口から見るハズラティ・イマーム・モスクです。

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