2023年10月のウズベキスタン旅行記です(料金などは2025年時点のものを分かる範囲で記載してます)。
世界遺産「ブハラ歴史地区」を構成する資産である「チョル・ミナル」(Chor Minor)を訪問しました。
ブハラの住宅街の中にポツンと建つ可愛らしい世界遺産です。この記事ではチョル・ミナルについて解説していきます。
世界遺産「ブハラ歴史地区」の解説は以下より。

場所・料金
世界遺産チョル・ミナルはブハラ旧市街の東の住宅街にあります。中心部のラビハウズからだと徒歩10分くらいです。「Yandex Maps」で調べたところ、路線バスだとバス停降りてから5分ほど結構歩きます。「Yandex Go」でタクシーを呼べばラビハウズからなら10000スム弱(120円くらい)で行けそうです。
「Yandex Go」と「Yandex Maps」に関してはこちら。

今回は徒歩でチョル・ミナルまで行きました。住宅街をひたすら歩きます。住宅街に本当に世界遺産があるのかと疑いながら向かいました(笑)。

世界遺産のチョル・ミナルが見えてきました。ちゃんと存在しててよかった。他では見ることができない個性的な外観です。

チョル・ミナルを上から見た図です。チョル・ミナルの周りはマドラサ跡とのことです。遺構が僅かにあります。

チョル・ミナルは建物の上に登ることができます。入場料金は必要です。登ってる人は見かけなかったのでもしかしたら非公式なのかもですが、お店の人にお願いしたら5000スム(60円くらい)で登らせてくれました。めちゃ安いですね。2025年時点の料金は調べても分かりませんでした。
歴史
世界遺産チョル・ミナル(チャル・ミナルとも言う)のチョルは「4」という意味で、チョル・ミナルを訳すと「4つのミナレット」ということになります。
世界遺産ブハラ歴史地区の構成資産の中では、比較的最近の建物です。ブハラ=ハン国時代の1807年にトルクメン系ブハラ人の大富豪によって建てられました。
元々マドラサがあり、チョル・ミナルはマドラサの一部の施設で門番小屋でした。
現在はマドラサはなく、チョル・ミナルのみ残ります。1993年に世界遺産ブハラ歴史地区の1つとして登録されました。
外観
チョル・ミナルの外観です。レンガ造りの建物で大きくありません。てっぺんがターコイズブルーのタイルで覆われた可愛らしい4つのミナレットが建物の大部分を占めてますね。

4つミナレットはそれぞれ装飾も違います。右奥のミナレットの頂上には、コウノトリの模型があります。昔は本物の巣が作られていたのかなと思います。

チョル・ミナルの周辺には以前のマドラサの遺構が少し残ってます。こちらは基壇のみです。学生の部屋ですかね。

屋上へ
チョル・ミナルの入口です。中はお土産屋さんになってます。世界遺産の史跡でお店を出すって素敵ですね。

お店の人に5000スム払って屋根に登りました。真ん中の小さいドームを4つのミナレットが囲んでいます。こんなに近くでミナレットが観れるのは嬉しいです。

下からミナレット見上げた図です。

4つのミナレットはそれぞれ微妙に装飾が違います。逆光で一部少し暗くなってしまったのが残念です。




観光客も少なく、じっくり楽しむことができました。
チョルミナルとは別の話になりますが、向かいには結構大きなお土産屋さんがありました。かなり色んなものが置いてあったので、見ているだけで楽しいと思います。何枚か写真撮ったので載せます。
旧ソ連のピンバッヂやコインなどマニアにはたまらない小物がたくさん。レーニンのタペストリーもありました。




ウズベキスタンで今はほとんど使われていない硬貨もたくさんありました。お土産にも良いかもですね。あとガネーシャ。何でもありですね。

