ポルトガル

【世界遺産】「コインブラ大学-アルタとソフィア」徹底解説!構成資産の見どころを紹介!

コインブラ大学-アルタとソフィア ポルトガル

2024年4~5月のポルトガル旅行記です(料金は2026年1月調べのものを記載してます)。

コインブラの世界遺産「コインブラ大学-アルタとソフィア」の解説です。

どんな世界遺産なのか、歴史も踏まえて紹介します。コインブラ大学をはじめ、教会施設など構成資産の見どころも紹介します。

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世界遺産「コインブラ大学-アルタとソフィア」とは?

「コインブラ大学-アルタとソフィア」は2013年に世界遺産に登録されました。

アルタとソフィアという2つの地区が世界遺産の範囲です。

コインブラという都市は大学と密接に結びついて発展してきた都市であり、ポルトガル最古の大学であるコインブラ大学をはじめとした大学関連施設群が残るアルタ地区と、サンタ・クルース修道院があるソフィア地区で構成されています。2つの地区には大学の歴史を刻んできた様々な建物が残っています。

「コインブラ大学-アルタとソフィア」は以下の理由により世界遺産に登録されました(世界遺産センターより)。

  • コインブラ大学は、何世紀にも渡りポルトガル王国の教育機関に影響を与えており、ポルトガル植民地における大学の制度設計および建築設計の発展において重要な役割を果たしたこと(登録基準1)。
  • コインブラ大学は、都市と大学の広範な融合を示す独特な都市類型を体現しており、ポルトガル世界における後世のいくつかの大学に影響を与えたこと(登録基準4)。
  • コインブラ大学は、その規範と制度的枠組みの普及を通じてポルトガル語圏における学術機関の形成において独自の役割を果たしており、また、ポルトガルの海外領土に築かれた独自の学術文化の伝承における重要な中心地であったこと(登録基準6)。

以下は世界遺産範囲である2つの地区です。赤い部分が範囲内となっています。

コインブラ大学-アルタとソフィア

コインブラの歴史

コインブラの簡単な歴史です。

ポルトガルの首都リスボン、ポルトに次ぐ第三の都市コインブラは、街としての歴史も長く、元々ローマ帝国支配下では属州ルシタニアの中心都市で、当時はアエミニウムと呼ばれていました。

5世紀頃ゲルマン人の一派西ゴート人が侵入、イベリア半島に西ゴート王国が設立されると、コインブラはエミニオと呼ばれるようになりました。

8世紀以降はイスラム勢力の侵入により、コインブラはイスラム化しましたが、レコンキスタが展開される中、1064年にキリスト教勢力の中心であるカスティーリャ=レオン王国のフェルナンド1世により奪還されました。

その後コインブラは1143年に建国されたポルトガル王国の首都となりました(1255年リスボン遷都まで)。

ポルトガル最古の大学であるコインブラ大学が1290年にディニス王により設立され(最初はリスボンで設立、後にコインブラに移転)、コインブラはポルトガルの文化的中心地となりました。

他にもコインブラ旧大聖堂やサンタ・クルース修道院など、大学とも密接に関わる建築物が多く残されています。

2013年にコインブラ大学のあるアルタ地区とソフィア地区が世界遺産に登録されました。

主な構成資産(アルタ地区)

アルタ地区はコインブラの丘にある地域です。コインブラ大学をはじめ、世界遺産を構成する施設が多くあります。コインブラ観光のメインエリアです。

コインブラ大学-アルタとソフィア
丘の上にあるアルタ地区。世界遺産センターより。

アルタ地区の主な構成資産は以下となります。

コインブラ大学
コインブラ旧大聖堂
コインブラ新大聖堂
コインブラ大学植物園

コインブラ大学

世界遺産の中心を成す「コインブラ大学」です。ポルトガル最古かつ現役の大学です。

1290年にディニス王により建設されました。最初はリスボンに造られましたが、その後コインブラへ、再度リスボンへと、何度か移転を繰り返し、最終的に16世紀初頭にコインブラに定着しました。現在観光できる建築物は16世紀以降のものです。

コインブラ大学-アルタとソフィア
大学のシンボルである鐘楼と回廊への門
コインブラ大学-アルタとソフィア
ラテンの回廊へ続く門
コインブラ大学-アルタとソフィア
ラテンの回廊
コインブラ大学-アルタとソフィア
大学の祭典が行われていた帽子の間
コインブラ大学-アルタとソフィア
サン・ミゲル礼拝堂のマヌエル様式の門
コインブラ大学-アルタとソフィア
サン・ミゲル礼拝堂内部の美しい装飾

入場チケット料金と営業時間は以下となります(2026年1月調べ)。詳細は公式サイトにて。

  • チケット料金:16.5ユーロ(大学内のジョアニナ図書館は時間ごとに入場制限あり)
  • 営業時間:9:00~13:00/14:00~17:00

コインブラ大学の詳細記事は以下より。

【世界遺産】「コインブラ大学」ハリーポッターの世界?ポルトガル最古の大学の観光ポイントを紹介!
2024年4~5月のポルトガル旅行記です(料金は2026年1月調べのものを記載してます)。リスボン、ポルトに次ぐ都市コインブラの世界遺産「コインブラ大学-アルタとソフィア」の中心となるコインブラ大学を観光しました。大学内には歴史的な建物はも...

コインブラ旧大聖堂

12世紀にポルトガル初代国王アフォンソ1世(アフォンソ・エンリケス)により建設された「コインブラ旧大聖堂」です。ロマネスク様式で、要塞のような外観です。あまり手を加えられておらず、建設当初の姿がほぼ現存しているとのことです。

コインブラ大学-アルタとソフィア
要塞のような外観
コインブラ大学-アルタとソフィア
初期のアズレージョ(セビーリャ製のタイル)が一部残る

入場チケット料金と営業時間は以下となります(2026年1月調べ)。

  • チケット料金:2.5ユーロ
  • 営業時間:10:00~17:30

コインブラ新大聖堂

コインブラ大学近くにある「コインブラ新大聖堂」です。16世紀末に建設がはじまり、1世紀ほどかけて完成しました。バロック様式の美しい聖堂です。

コインブラ大学-アルタとソフィア
バロック様式のファサード
コインブラ大学-アルタとソフィア
豪華絢爛なバロック様式の祭壇

入場チケット料金と営業時間は以下となります(2026年1月調べ)。

  • チケット料金:1ユーロ(寄付)
  • 営業時間:9:00~18:00

コインブラ大学植物園

コインブラ大学付属の植物園で、一般に公開されています。かなり広い敷地です。今回訪問していないので写真はないです…。無料で入場可能のようです。

主な構成資産(ソフィア地区)

下町にあたるソフィア地区の主な構成資産は、ソフィア通りとサンタ・クルース修道院です。

サンタ・クルース修道院

12世紀にポルトガル初代国王アフォンソ1世(アフォンソ・エンリケス)により建設された「サンタ・クルース修道院」です。16世紀にマヌエル1世により大幅に改築され、初期の要素は残っていないとのことです。祭壇にはアフォンソ1世の墓もあります。

コインブラ大学-アルタとソフィア
マヌエル1世により改築されたファサード
コインブラ大学-アルタとソフィア
マヌエル様式の美しい回廊

入場チケット料金と営業時間は以下となります(2026年1月調べ)。詳細は公式サイトにて。

  • チケット料金:4ユーロ
  • 営業時間:9:30~16:30(日曜14:00~17:00)
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