ポルトガル

【世界遺産】「コインブラ旧大聖堂」建設当初からほぼそのまま現存するロマネスク様式の大聖堂

コインブラ旧大聖堂 ポルトガル

2024年4~5月のポルトガル旅行記です(料金は2026年1月調べのものを記載してます)。

リスボン、ポルトに次ぐ都市コインブラの世界遺産「コインブラ大学-アルタとソフィア」を構成する「コインブラ旧大聖堂」(Old Cathedral of Coimbra)を観光しました。

建設当初のロマネスク様式の姿がほぼ現存しており、ポルトガルの教会の中でも最重要のものです。この記事では、世界遺産コインブラ旧大聖堂の歴史を踏まえつつ、チケット料金や見どころを解説していきます。

世界遺産「コインブラ大学-アルタとソフィア」の全体の解説は以下より。

【世界遺産】「コインブラ大学-アルタとソフィア」徹底解説!構成資産の見どころを紹介!
2024年4~5月のポルトガル旅行記です(料金は2026年1月調べのものを記載してます)。コインブラの世界遺産「コインブラ大学-アルタとソフィア」の解説です。どんな世界遺産なのか、歴史も踏まえて紹介します。コインブラ大学をはじめ、教会施設な...
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世界遺産コインブラ旧大聖堂の歴史

世界遺産コインブラ旧大聖堂の簡単な歴史です。

1139年のオーリッケの戦い(イスラム国家ムラービト朝の戦い)に勝利したアフォンソ・エンリケスは、1143年にアフォンソ1世としてポルトガル王国を建国しました。

アフォンソ1世はコインブラを首都とし、1162年からコインブラ旧大聖堂の建設を始め、14世紀初頭に完成しました。

コインブラ旧大聖堂はリスボン大聖堂と同時代の建築で、全体的な雰囲気は似ていますが、リスボン大聖堂と違い、数々の増築にも関わらず基礎的な建築構造はロマネスク様式の姿をほぼ残している点が評価されています。

18世紀にはコインブラ新大聖堂が建設され、司教座聖堂としての機能は新聖堂へ移行されました。

2013年に「コインブラ大学-アルタとソフィア」の構成施設として世界遺産に登録されました。

場所・料金・営業時間

コインブラ旧大聖堂はアルタ地区にあります。コインブラ大学から割と近いです。

コインブラ旧大聖堂の入場チケット料金と営業時間は以下となります(2026年1月調べ)。ありがたいことに2024年の訪問時から料金は上がっていないようです。

  • チケット料金:2.5ユーロ
  • 営業時間:10:00~17:30

コインブラ旧大聖堂の全体図

コインブラ旧大聖堂の全体図です。教会と回廊から成り立っています。三廊式のロマネスク様式の教会です。回廊は初期ゴシック様式です。観光の所要時間は1時間あれば十分かなと思います。

コインブラ旧大聖堂

主な見どころ

コインブラ旧大聖堂の主な見どころを紹介していきます。

まずコインブラ旧大聖堂までの道のりですが、旧大聖堂は丘の上のアルタ地区にあるため、少し登坂となっています。

コインブラ旧大聖堂

細い路地を通ります。こういう路地は大好きです。

コインブラ旧大聖堂

登坂や階段がたくさんあります。

コインブラ旧大聖堂

外観

坂を上り、コインブラ旧大聖堂に到着です。

典型的なロマネスク様式の外観です。正面側です(西側)。

コインブラ旧大聖堂

北側には後年新たに増築された扉があります。

コインブラ旧大聖堂

全体的にどっしりとした印象です。レコンキスタ時代に造られているため、対ムーア人(イスラム勢力)の要塞としても機能していました。

コインブラ旧大聖堂

正面入口の装飾です。イスラムの影響を受けていそうな植物のモチーフが目に入ります。

コインブラ旧大聖堂

北側の扉は16世紀初頭に造られたルネサンス様式のものです。大分傷んでいますが、それでもかなり見応えがあります。

コインブラ旧大聖堂

知らないと気付けませんが、北側扉口の近くの壁には小さくアラビア文字が刻まれています(写真の赤丸の部分)。

コインブラ旧大聖堂

かなり小さいですが、「異教徒の我々も建築に参加した」という内容です。レコンキスタで征服されたイスラム教徒も旧大聖堂の建築に携わったようですね。

コインブラ旧大聖堂

こちらは旧大聖堂の東側です。礼拝堂があるアプス側(教会の一番奥)です。

コインブラ旧大聖堂

教会

正面入り口から中へ。三廊式の教会で、こちらは身廊部分です。

コインブラ旧大聖堂

天井がトンネル型(かまぼこ型)で低い、窓が少ない、半アーチ多用など分かりやすくロマネスク様式の内観となっています。柱頭の植物をモチーフとした装飾が随所に見られます。

コインブラ旧大聖堂

16世紀に内装はアズレージョで覆われましたが、今はその一部が残っています。他のポルトガル教会でよく見るアズレージョとは違い、幾何学模様のセビーリャ製タイルです。初期のアズレージョです。イスラムの影響が強くある時代のタイルで、個人的に好きな感じです。他の教会ではなかなか見ることはできません。

コインブラ旧大聖堂
コインブラ旧大聖堂

教会の側廊沿いには石棺がずらりと並んでいます。

コインブラ旧大聖堂
コインブラ旧大聖堂

大分朽ち果てている石棺もあります。

コインブラ旧大聖堂

こちらは主祭壇です。シンプルな内観なので、とても煌びやかな印象を受ける礼拝堂です。一番上にはイエスの磔刑の様子が見えます。

コインブラ旧大聖堂
コインブラ旧大聖堂

主祭壇前のドーム下天井です。

コインブラ旧大聖堂

主催壇の左右には礼拝堂があり、こちらは左側(北側)です。けっこう腐食が進んでいます。

コインブラ旧大聖堂

こちらは右側(南側)の礼拝堂です。16世紀にルネサンス様式で再建されました。イエス・キリストと12使徒?(12人以上います)です。小ドーム部分の装飾も含め、かなり見応えがあります。

コインブラ旧大聖堂

回廊

続いて回廊へ。13世紀初頭のアフォンソ2世時代に建てられました。初期ゴシック様式の美しい回廊です。

コインブラ旧大聖堂
コインブラ旧大聖堂

教会内部と同じく、柱頭の植物模様のレリーフが可愛らしいです。

コインブラ旧大聖堂

中庭です。

コインブラ旧大聖堂

アーチ越しに見る教会のドームです。回廊ではこういう画を撮りたくなります。

コインブラ旧大聖堂

コインブラ旧大聖堂に関わった聖人たちのお墓もあります。

コインブラ旧大聖堂
コインブラ旧大聖堂

まとめ

世界遺産コインブラ旧大聖堂の観光の見どころまとめです。

  • ほぼ現存のロマネスク様式の大聖堂
  • 北側ファサードが美しい
  • 内装も典型的なロマネスク様式
  • 初期の幾何学模様アズレージョが残っている
  • 観光の所要時間は1時間程度
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