ポルトガル

コインブラ近郊「コニンブリガ遺跡」ローマ時代の美しいモザイク画がたくさん!行き方も解説!

コニンブリガ遺跡 ポルトガル

2024年4~5月のポルトガル旅行記です(料金は2026年1月調べのものを記載してます)。

リスボン、ポルトに次ぐポルトガル第三の都市コインブラから南へ16km程の地点にある「コニンブリガ遺跡」(Conimbriga Ruins)を観光しました。

コニンブリガ遺跡はポルトガル最大級の古代ローマ時代の遺跡で、多くの美しいモザイク画が残っています。

この記事では、コニンブリガ遺跡の歴史やチケット料金、コインブラからの行き方、遺跡の見どころなどを解説していきます。

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コニンブリガ遺跡とは?

コニンブリガという名称は、「岩の多い高台」の意味の「conim」と 「城塞」を意味するケルト語の「briga」に由来します。

コニンブリガ遺跡はポルトガル国内の最大級のローマ遺跡であり、かなり保存状態が良いことで知られています。特にモザイク画がかなり綺麗に残っています。コニンブリガへ行くならモザイク画は必見です。

元々コニンブリガにはケルト人の集落があり、紀元前139年にローマ帝国により支配され、ローマ化が進んでいきました。

1世紀には市壁も築かれ、リスボンとブラガを結ぶ交通の要衝の都市として繁栄していきました。

5世紀になるとゲルマン人の一派スエビ人や西ゴート人の侵入によりコニンブリガは陥落し、放棄されました。

19世紀以降に本格的な発掘調査が始まりましたが、現在全体の10%程度しか発掘されているに過ぎない状況です。

コインブラからコニンブリガ遺跡への行き方

コインブラからコニンブリガ遺跡への行き方の解説です。

コインブラ市内の以下のバス停からバス1本で日帰りで行くことができます。209番のバスに乗ればコニンブリガ遺跡の目の前まで行けます。40分くらいで着きます。

コニンブリガ遺跡

自分が訪問した時は土曜だったのですが、その当時は毎週土曜はバスが運休しており(現在はGoogle Mapで検索する限り土曜も運行している様子)、仕方なくタクシーで行きましたので、バスの運賃は不明です。ただバスが1番安く行くことができるとは思います。

バスの路線はGoogle Mapでも簡単に検索できます。行きも帰りも1日3本しか便がないようなので計画的に訪問する必要があります(2026年1月調べ)。

コニンブリガ遺跡

209番以外の例えば208、211、255番などのバスでも遺跡方面へは行けますが、遺跡から少し離れたバス停が終点のため、その場合は20分ほどかけて歩いて遺跡まで行かないといけません。

ちなみに自分が利用したBoltの配車タクシーでは片道12ユーロほどでした(2024年5月時点)。

帰りは配車タクシーがなかなか捕まらず、流しのタクシーも見つからず、さらに雨も降ってくるし、大変だった記憶があります(最終的に遺跡から少し離れた所でBoltタクシー捕まえれました)。

場所・料金・営業時間

コニンブリガ遺跡の場所は以下となります。コインブラから南に16km程の地点です。コンデイシャ・ノヴァ(Condeixa-a-Nova)という街の近くになります。

コニンブリガ遺跡の入場チケット料金と営業時間は以下となります(2026年1月調べ)。詳細は公式サイトにて。遺跡の入場チケットで博物館も入れます。

  • チケット料金:10ユーロ
  • 営業時間:10:00~18:00

コニンブリガ遺跡の全体図

コニンブリガ遺跡の全体図です。だいたいエリアは7つに分けれるかなと思います。エリア①とエリア②は美しいモザイク画がたくさん観れるので必見です。観光の所要時間は1時間30分〜2時間程度です。博物館も行くともう少し時間はかかるかもです。

コニンブリガ遺跡

エリア①(住宅/浴場)→モザイク画あり
エリア②(噴水の館)→モザイク画あり
エリア③(住宅/浴場/聖堂)
エリア④(水路/浴場)
エリア⑤(集会場)
エリア⑥(大浴場)

こちらは遺跡の手前にある博物館です。出土品などが展示されています。遺跡の入場チケットで入れます。

コニンブリガ遺跡

こちらはギフトショップです。ここで入場チケットを購入できます。

コニンブリガ遺跡

エリア①(住宅/浴場)

それではエリア別に見どころを紹介していきます。

エリア①の全体図は以下のようになっています。

コニンブリガ遺跡

2つのモザイク画

遺跡に入場して、いきなり素晴らしいモザイク画を2つ見ることができます。1899年に発掘された幾何学模様のモザイク画で、2世紀末~3世紀初頭に作られたとのことです。小さい石でパズルのように組み立てられており、芸術レベルの高さに脱帽です。

コニンブリガ遺跡

スワスティカの家

スワスティカの家です。モザイク画のある邸宅です。2世紀頃に建てられました。こちらは柱廊(ペリスティル)の遺構です。

コニンブリガ遺跡

各部屋も基礎部分のみ残っている感じです。

コニンブリガ遺跡

モザイク画は幾何学模様で、3世紀後半のものです。

コニンブリガ遺跡
コニンブリガ遺跡

スケルトンの家

スケルトンの家です。こちらもモザイク画のある邸宅です。2世紀末〜3世紀初頭に建てられました。柱廊もあります。

コニンブリガ遺跡

3世紀に作られたモザイク画が素晴らしいです。

コニンブリガ遺跡
コニンブリガ遺跡

浴場跡

南に行くと浴場の遺構が見れます。ローマと言えば浴場です。こちらは住宅街にあった浴場施設で、おそらく1世紀後半のものとのことです。

コニンブリガ遺跡
コニンブリガ遺跡

エリア②(噴水の館)

エリア②です。屋根がついてるエリアで、噴水の館と呼ばれています。元々貴族の大豪邸があったようです。当時の庭園が再現されています。庭園の周りを歩きながらモザイク画を見ることができます。

コニンブリガ遺跡

噴水の家のモザイク画は幾何学模様だけだなく、人物や動物も描かれています。

コニンブリガ遺跡

クオリティがとても高いです。様々な色の石が使われています。ガラス片もあるのかな?

コニンブリガ遺跡

物凄く綺麗です。

コニンブリガ遺跡
コニンブリガ遺跡

庭園には水路が作られているのですが、0.5ユーロ入れると水が流れる仕組みになっています。水が流れる音を聞きながら、庭園を歩いてモザイク画を見るのも雰囲気があって良きです。誰かがコインを入れてくれればそのまま楽しめます(笑)。

コニンブリガ遺跡

エリア③(住宅/浴場/聖堂)

エリア③の全体図です。

コニンブリガ遺跡

カンタベルの家

カンタベルの家です。5世紀頃の貴族の邸宅で、市内最大だったとのことです。建物自体は1世紀末頃のものです。エリア①で見た邸宅よりも建物の基礎構造がしっかり残っています。

コニンブリガ遺跡

大きな柱廊です。

コニンブリガ遺跡
コニンブリガ遺跡

邸宅の庭に2世紀末頃に造られた浴場です。こちらも基礎構造がしっかり残っています。剥き出しのアーチがローマの建築といった感じがします。ローマのアーチはかなり頑丈なので建物の基礎部分にも使われていたんでしょうね。

コニンブリガ遺跡

初期キリスト教の聖堂跡

南には初期キリスト教の聖堂跡があります。5〜6世紀に建てられました。こちらは全く残っていません。中央にあるのはおそらく礼拝堂だったのかなと思います。

コニンブリガ遺跡

エリア④(水路/浴場)

エリア④です。水路の遺構があります。元々は商業施設があったようです。1世紀のものです。

コニンブリガ遺跡

こちらは浴場跡です。2世紀後半に造られました。浴場だったことがよく分かる外観です。

コニンブリガ遺跡

近くにはローマ建築のアーチがしっかり残っています。

コニンブリガ遺跡

エリア⑤(集会場)

エリア⑤⑥は少し離れています。長閑な道のりを進みます。

コニンブリガ遺跡

こちらはエリア⑤の集会場(フォーラム)です。紀元前から紀元後のローマ帝国初代皇帝アウグストゥス時代に建設され、その後拡張されました。以下が全体図と復元図です。大きな神殿があったんですね。

コニンブリガ遺跡

立派な神殿は跡形もないです。復元図面があることで色々と想像して楽しむことはできます。

コニンブリガ遺跡

発掘中の現場ですね。ローマ支配以前の遺構も発見されているようです。

コニンブリガ遺跡

神殿前の広場です。何もありません。

コニンブリガ遺跡

エリア⑥(大浴場)

エリア⑥の大浴場です。浴場だけでなく、スポーツの練習場も備えた複合施設となっています。以下が図面と復元図です。

コニンブリガ遺跡

これは元々プールだったとのこと。

コニンブリガ遺跡

浴場跡です。部屋数もけっこう多いです。

コニンブリガ遺跡

こちらはレスリングなどスポーツの練習場です。ローマの遺跡では浴場だけでなく、こういったスポーツの練習場や体育館などの遺構も多いです。

コニンブリガ遺跡

この先は崖になっており、目の前は生い茂った森になっています。

コニンブリガ遺跡

博物館

遺跡観光の後は博物館へ行きました。モザイク画はじめ、遺跡の出土品がたくさん展示されていたので、興味ある方は是非♪

コニンブリガ遺跡
コニンブリガ遺跡
コニンブリガ遺跡
コニンブリガ遺跡

まとめ

コニンブリガ遺跡観光の見どころまとめです。

  • コインブラからバスで片道40分程度
  • バスの本数は少ないので注意
  • ポルトガル最大級のローマ遺跡
  • モザイク画がかなり綺麗に残っており、そこが最大の見どころ
  • 観光の所要時間は1時間30分〜2時間程度
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