2022年6月のハンガリー旅行記です。
ブダペスト市内で国会議事堂と並ぶ巨大建築物「聖イシュトヴァーン大聖堂」へ行きました。
惚れ惚れする巨大ドーム建築です。
聖イシュトヴァーン大聖堂とは?
ブダペスト市内にあるカトリックの大聖堂です。国会議事堂と並ぶ巨大建築で、高さ96mにもなります。
建築様式は新古典主義様式です。印象的なのは、遠くからでも目立つドーム。平面図はギリシャ十字で、十字の真ん中にドームが作られています。ハンガリーはカトリックですが、東方正教会の聖堂でよく見られる平面図ですね。
1851年に建設開始しましたが、嵐によるドーム倒壊や壁のひび割れなどがあり、ようやく1901年に完成。なんと50年かかってます。
大聖堂の名前にもなっている聖イシュトヴァーンは、ハンガリー王国の建国者です。キリスト教カトリックに改宗することで、1000年頃ローマ法皇より王冠を授けられ、初代ハンガリー国王となりました。
料金・時間など
聖イシュトヴァーン大聖堂は、ブダペストのペスト地区にあります。セーチェーニ橋や国会議事堂から歩いても15~20分ほどで着きます。
料金は、大聖堂内部:1200フォリント、展望台と宝物庫は2200フォリントでした。全て行くとなると、3200フォリントです(2022年6月時点)。もちろんALL IN ONEで購入しました。
基本的には休みなしで営業しているようです。
美しい内部と右手のミイラ
内部は広々とした美しい空間です。細かな装飾に目を奪われます。
ドーム下の天井は光が入ってくる設計です。
奥にあるメインの祭壇には聖イシュトヴァーンの大理石像があります。キリストではないんですね。聖イシュトヴァーンの上にいるのは大天使ガブリエルでしょうか。祭壇の上を見ると、こちらも小さめのドーム天井ですね。フレスコ画が綺麗です。
写真だと分かりにくいかもですが、聖イシュトヴァーンの右手のミイラを見ることができます。「聖なる右手」と呼ばれ、聖遺物として保管されています。遺体から失われた右手が各地を転々として、1771年に、ハプスブルク家のマリア・テレジア(ハンガリー王でもある)によりブダペストに戻されたとのことです。
360度ブダペストを見渡せる展望台
ドーム展望台へ行きます。300段以上の階段を上ります。エレベーターも使えますので体力的に厳しい人はご利用ください。
展望台へ向かう途中、ドーム内部も通るのですが、ドームの内側はこんな感じです。二重殻ドームになっているので、かなり空間が広いですね。
展望台に到着。パノラマです。ブダペスト市内を見渡せます。天気が良くてホント気持ちよかったです。
宝物館
展望台のチケットで宝物館へも行けます。聖イシュトヴァーンゆかりの宝物がたくさん見れます。実際着用していた衣服などなど。
大聖堂の模型です。こういうのは好きです。
ジェラートの人気店
聖イシュトヴァーン大聖堂の目の前の広場には、「Gelarto Rosa」というジェラート人気店があります。かなり繁盛しています。
2~3種類フレーバーを選んで、それをバラの花のように盛り付けてくれます。味はもちろん、視覚的にもかなり楽しむことができますね!ブダペスト滞在中に通ってしまいました。聖イシュトヴァーン大聖堂へ行ったら、是非立ち寄ってみてほしいお店です。
まとめ
聖イシュトヴァーン大聖堂のまとめです。
- イシュトヴァーンの右手のミイラは見る価値あり
- パノラマ展望台は登るべし
- オルガンコンサートが定期的に開催されている
- 広場のジェラート屋さんはいくべし
以上となります。
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