2022年6月のハンガリー旅行記です。
ブダペストから北へ19キロほど行ったドナウ川沿いの街、「センテンドレ」。ブダペストから日帰りできる人気の観光地です。
街は小さくて周りやすく、街並みも可愛らしいです。街歩きにぴったりの観光地です。
センテンドレの歴史
センテンドレの地は、古代ローマに遡り、かなり長い歴史があります。
センテンドレが表舞台に出てくるのは14世紀頃からです。商業都市として発展しました。
15世紀頃になると、オスマン帝国の支配から逃れてきたセルビア人が定住しました。
16世紀には、センテンドレはハンガリーにおけるセルビア人の中心地となり、セルビア正教会の教会も建てられました。
オスマン帝国撤退後の18世紀以降も、セルビア人の入植は続き、他にもクロアチア人やスロバキア人、ブルガール人なども入植しました。
現在では、人口の9割近くが主にセルビア人を中心とした南スラブ人とのことです。
また、20世紀前半には多くの芸術家を輩出しており、街には博物館やギャラリーなどが集まっています。
ブダペスト→センテンドレへ
ブダペストからは、鉄道もしくはバスで行けます。
①バスで行く場合
ヴィシェグラードへ行く方法と同じく、ブダペストの「Újpest-városkapu XIII.」というバスターミナルから乗ることができます。このバスターミナルは、ブダペスト地下鉄3号線「Újpest-Városkapu」駅を出てすぐのところにあります。所要時間は30〜40分程度。
降りるバス停は、「Szentendre, Bükkös patak」が街の中心部から比較的近いかと思います。
②鉄道を使う場合
ブダペスト地下鉄2号線「Batthyány tér H」駅からヘーヴ(郊外電車)に乗り換えて行くことができます。所要時間は40〜60分程度。
到着はセンテンドレ駅。そこから歩いて15分程で街の中心部に着きます。
時間は大きく差はないですが、バスの方が安上がりです。
自分達の場合は、先にヴィシェグラードを観光したので、ヴィシェグラードからバスを利用してセンテンドレへ向かいました。センテンドレからブダペストへの帰りもバスを使いました。
ちなみに、ブダペストからドナウ川クルーズしながら向かうこともできます。お金も時間もかかりますので、余裕のある人はこちらを選んでも良いかと思います。
高台にある教会へ
ヴィシェグラードからバスでセンテンドレに到着。なんかワクワクするような街の入り口ですね。天気も良い！ハンガリー滞在中はホント天気に恵まれました。暑かったけど。
ペイントされている壁です。アートの街という感じでしょうか。
しばらく歩いて、まず目指すは街の高台です。緩やかな石畳みの道を登っていきます。
高台の教会に到着。聖ヤーノシュ・プレーバーニア教会です。別名「丘の上の教会」。そのままですね。シンプルな外観です。
セルビア正教会の街であるセンテンドレでは、唯一のカトリックの教会です。創建は13世紀で、修復や再建を繰り返して現在に至ります。現在の外観は18世紀のものです。
中はこじんまりしてますが、祭壇は圧倒的な存在感を出していました。
入場料は無料ですが、いくらか寄付するのが良いと思います。
ずっと歩きたくなる街並み
丘の上の教会を後にして、街歩きをします。
街並みがかなり好み。色に溢れた街ですね。街は小さいので、観光には1日もかかりません。個人的には、じっくり楽しむために1泊してもよいかなとは思いました。
センテンドレと言えばこの景色かもしれません。カラフルな傘の屋根。
とても可愛らしいです。何度もこの下を通りたくなりますね。
フェー広場へ。街の中心部です。人が集まってますね。
コントラバスとツィンバロム(東欧の伝統楽器)の生演奏が広場に響き渡ります。良い時間ですね。
広場にあるセルビア正教会の教会です。可愛らしい外観です。残念ながらこの時は中には入れずでした。
少し遅めのランチです。ドナウ川沿いにあるレストランへ。
暑いし、取り敢えずビール。
ハンガリーと言えばグヤーシュ。そのお供にセルビアンソーセージを頼みました。めちゃ美味いわこれ。肉汁たっぷり。
今回は行けませんでしたが、美術館や博物館も多いので、センテンドレのアートに興味があれば是非行ってみてください。
お洒落なショップ
センテンドレはおしゃれなショップが多いですね。どこも可愛らしいです。
ここはラベンダーのアイスクリーム屋さんです。
やはり宿泊して買い物や街歩きをもっと楽しむべきだったかも…。
魅力的な路地裏
街歩きの醍醐味の1つは路地裏。センテンドレにも素敵な路地裏がいくつもありましたよ。
ここは人気の路地裏スポット？らしいです。常に人がいて撮影してましたね。
まとめ
センテンドレのまとめです。
- ブダペストから1時間くらいで行ける
- 半日もあれば十分観光できる
- カラフルな街並みが可愛らしい
- お土産物屋が充実している
- セルビア正教会の教会があるので、カトリック教会との違いを見ることができる
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