2023年4月のベトナム旅行記です。
ハノイ最古の仏教寺院「チャンクオック寺」とベトナム最古の教会「ハノイ大聖堂」のレポートです。ハノイ観光の中でも特に人気がある場所かなと思います。
チャンクオック寺とは?
チャンクオック寺は、ハノイ最古の仏教寺院であり、「鎮国寺」とも呼ばれています。ハノイ西湖の南東岸近くの小さな島に建っています。
上から見るとこんな感じですね。かっこよいですね~。
引用元 https://jp.gurutto-vietnam.com/topics/144/
チャンクオック寺の起源は、中国系の地方貴族で一時期ベトナム北部を支配した「李南帝」の時代(544~548年)に遡ります。
紅河のほとりに建てられましたが、17世紀の黎朝時代に、紅河が土砂崩れの危険性があったため、現在の場所に移されました。
現在の伽藍は、1815年に阮朝初代皇帝のザーロン帝により整備されました。
創建が今から1500年近く前であり、ハノイ最古の仏教寺院です。
寺院内部へ
寺院へは橋を渡って行くことができます。
入口です。チャンクオック寺は無料です。年中無休ですが、昼休みの時間は開いてなく、7:30〜11:30と13:30〜17:30が開館時間となってます。
まずは中庭へ。遠くからでも目立っていた仏塔です。2004年にレンガ造りで再建されたもので、高さ15mです。各階に阿弥陀如来像が安置されてますね。11層あります。
周りにあるのは歴代住職の墓塔です。
こちらは、ベトナム盆栽「ホンノボンノ」です。かなり大きいですね。
この碑亭の中には、寺に寄進した人の名前が書かれた石碑がありました。
中庭から出て、奥へ行くと立派な菩提樹があります。仏教の悟りの象徴ですね。
菩提樹の近くには本殿があります。本殿内部には、阿弥陀如来、釈迦如来、弥勒菩薩をはじめ、中国の三国志の関羽や関平や周倉、13世紀に元を撃退した陳朝のチャン・フン・ダオなどの英雄が祀られています。熱心に手を合わせてる人がたくさんいたので、写真は遠慮しました。
本殿は少し面白い造りなんですが、カタカナの「エ」の字になってます。さらにその周りを回廊や僧房(僧侶の生活の場)が囲んでおり、上から見ると、「ロ」の字の中に「エ」の字があるような平面図になってます。これは、16世紀に始まった「内エ外口」様式と呼ばれています。この形を想像して観光するとより楽しいかもしれませんね。
ハノイ大聖堂とは?
寺院を後にして、休憩後向かったのは「ハノイ大聖堂」です。正式名称は「聖ヨセフ大聖堂」といい、フランス支配時代に建設された、ベトナム初のカトリックの教会です。ゴシック・リバイバル様式です。1884年に建設が始まり、1886年12月に完成し、その後1900年初頭に改築され現在に至ります。
ベトナムは仏教徒が多いですが、人口の7%ほどはカトリック信者です。
場所はハノイ旧市街からすぐで、ホアンキエム湖の畔にあります。
入場は無料です。開館時間は、5:00〜11:00、14:00〜19:30で何中無休です。
ライトアップされた聖堂とホアンキエム湖
ハノイ大聖堂に到着したのは、日が沈んだ時間帯でした。ライトアップされ、非常に美しい佇まいです。
フランスのパリにあるノートルダム大聖堂に似ています。重厚感があってホントに見応えあります。
ファサードには、キリストの絵画が飾ってあります。
この時間はミサで、中には沢山の人がいました。内部へは入れませんでしたが、奥の祭壇上部に美しいステンドグラスが見えます。ステンドグラスはイタリアのヴェネツィアから輸入されたものらしいです。
大聖堂を後にして、近くのホアンキエム湖へ。夜のホアンキエム湖はカップルのデートスポットでしたね。ハノイの喧騒から少し離れた落ち着いた空間でした。
ぷらぷら歩いて、旧市街へ。大音量の音楽が流れるパリピな店も多いですが、屋台なども出て、いかにも旧市街らしい側面もあります。
日本ではもう見かけないコンビニを発見。
旧市街はごちゃごちゃしてますが、まさに東南アジア!という雰囲気を楽しめますね。
まとめ
チャンクオック寺のまとめです。
- ハノイ最古の仏教寺院
- 湖に建つ風情溢れる寺院
- 敷地は広くないので、観光に時間はかからない
- 仏像以外にもたくさんの人物像が祀られている
- 無料で入れる
ハノイ大聖堂のまとめです。
- ベトナム最初の教会
- 夜はライトアップされるので、夜の訪問もアリ
- 重厚感のある見応えある建築物
- 無料で入れる
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