2022年6月のハンガリー旅行記です。
ハンガリー西部の街「ケストヘイ」(Keszthely)。ハンガリー人がハンガリーの海と呼ぶ「バラトン湖」沿いにある街です。
緑豊かなリゾート地として人気があります。そんなケストヘイの街歩きレポートです。
ケストヘイへのアクセス
ブダペストから行く場合は、他の都市と同じように鉄道orバスの2択です。
①鉄道で行く場合
ブダペスト南駅(Budapest-Déli)から行くことができます。3時間ほど。
到着はケストヘイ駅です。
②バスで行く場合
ブダペストのネープリゲット(Népliget)長距離バスターミナルから行けます。2時間30分ほど。
到着は「Keszthely, autóbusz-állomás」バスターミナルです。ケストヘイ鉄道駅と隣り合わせですね。
鉄道・バスともに時間と値段は大きくは変わらないようです。
自分らはバスを利用してペーチからケストヘイへ向かいました。
ペーチのバスターミナル「Pécs, autóbusz-állomás」です。ここから1本でケストヘイへ行けます。3時間以上の旅です。到着は「Keszthely, autóbusz-állomás」バスターミナルです。
バスの時刻表です。真ん中あたりにケストヘイ行きのことが書いてあります。2時間間隔で運行していますね。
バスの車窓より。途中からバラトン湖沿いを走ります。かなり大きい湖で、まるで海のようです。内陸国であるハンガリーではなかなか見れない景色ですね。
美しいバラトン湖
ケストヘイに到着して、まずは宿にチェックイン。その後は、街歩きしながらバラトン湖へ向かいました。リゾート地という雰囲気ですね。
緑の景色の中を通ってバラトン湖へ向かいます。
バラトン湖到着。大きいです!中央ヨーロッパ最大とのことです。近くで見ると、正直あまり綺麗ではありませんでした。透明度は低かったです。
それでもこの景観は素晴らしいですね。ハンガリーは内陸国なので、バラトン湖はハンガリー人にとっては海のようなものですね。
お約束のやつ。
観覧車もあるんですね~。
近くにエリーザベト像がありました。エリーザベトは、オーストリア=ハンガリー帝国の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世(ハプスブルク家)の皇后です。ハンガリー国民に親しまれ、「シシィ」の愛称で呼ばれていました。ちなみに、ブダペストの世界遺産「エルジェーベト橋」は彼女の名前に由来します。
お腹すいたので、ここらでランチ。ビールとハンバーガー。そしてグリークサラダ。まあまあかな…。
フェシュテティッチ宮殿
ケストヘイ観光名所の1つであるフェシュテティッチ宮殿へ。バラトン湖から少し離れた場所にあります。噛みそうな名前です。全然覚えられません。
フェシュテティッチ宮殿大きいですね。バロック様式の白亜の宮殿です。フェシュテティッチ家の3代目クリシュトーフによって、1745年に建設されました。フェシュテティッチ家は、クロアチア出身の貴族です。
わお!ハンガリー、です。
宮殿前の広場は綺麗に整備されています。
これが個人の家なんだな~と驚きです。意味不明です。
宮殿の入場料は、一番安いのが3200フォリントで、宮殿とそれ以外に周辺の施設に1つ入れるチケットでした(2022年6月時点)。とりあえず宮殿を見たかったので、一番安いチケットを購入しました。周辺の施設にいくつ行くかで値段が上がっていく仕組みになっていました。宮殿行かずに周辺施設だけ行くこともできます。ちなみに周辺の施設は博物館などです。地図を見ると7つほどありますね。ちなみに別で撮影料が1500フォリントかかりました。
では宮殿内へ入ります。中は相当広いですよ。
ハンガリー国王マリア・テレジア(ハプスブルク家)の肖像画があります。フェシュテティッチ家4代目のパール3世は、財政担当官としてマリア・テレジアに仕えていました。この部屋を使っていたのでしょうか。左の肖像画は、マリア・テレジアの息子(後の神聖ローマ皇帝ヨーゼフ2世)です。
右の肖像画は、有名なマリー・アントワネット。綺麗ですね。フランスに嫁ぐ前の時代に描かれたものです。
他にも、ザ・貴族なお部屋がたくさんあります。
礼拝堂もありました。
この宮殿で気になったのが、ちょくちょく置いてある中国風な柄の家具たちです。
当時からしたら、かなり斬新なデザインだったのかなと。まあ18世紀なので、中国茶をはじめ色んなものがヨーロッパには入ってきてるとは思いますが。
こんなものまで…。
そして、フェシュテティッチ宮殿の最大の見どころは、8万6000冊の蔵書を誇るヘリコン図書館です。フェシュテティッチ家を支えた知識の宝庫ですね。
宮殿の模型がありました。コの字なんですね。
こちらは中庭です。コの字の内側ですね。
宮殿周辺には、馬車博物館とか、鉄道模型の博物館とか、Amazon Houseという貴族の旅行に関するもの(持ち物や車)を展示する博物館があったりと、一風変わっていて色々と楽しめると思います。
まとめ
ケストヘイ街歩きのまとめです。
- ブダペストから日帰りは可能
- バラトン湖はとても広く、自然も豊か
- バラトン湖はハンガリー人にとっての海
- 夏季がおすすめのリゾート地
- ケストヘイに来たならフェシュテティッチ宮殿はみるべし
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